自分で送ってから苦笑した


あたし、バカみたい


輝のこと、まるで好きみたい


ピロリン


メールが届いた


『大袈裟だなぁww 俺、梨佳のこと好きだよ♥』


...そうゆうことか


こんなこと言ってるから輝はいっぱい彼女出来るんだ


まあ、あたしには関係ない


あたしはそんなことは絶対言わない


相手が告らない限り、そんな素振りは見せない


あたしが堕ちた人なんて舜だけ


朝食兼昼食を食べ終えてソファに座る


「はぁー...」


舜に...会いたいなぁ...?


舜は今頃、何してるだろう?


何処で誰と一緒に笑ってるだろう?


そんなことばっか考えていた


あたしには一切、関係ないのに...


輝のメールを見直す


でも、あたしは堕ちない


絶対輝に堕ちてやんない


『ありがとー♪あたしも輝、好き♥』


それから毎日こんなことを言うようになった


智とメールをすることも忘れ、四六時中、輝ばっかだった


季節はもう、10月に入ろうとしていた