「ううん、大丈夫だよ?」


「え?」


「あたしの家、舜の家と方向違うでしょ?」


「そうだろうけど...」


「大丈夫だよ」


ニコッと笑うあたしを不服そうに見つめる舜


「どうかした?」


「女を1人で帰すわけにはいかねえよ」


「大丈夫だってー」


あははと笑う


「...ならいいけど...」


「うん」


ニコッと笑うと舜も笑い返してくれた


「じゃあ帰ったらメールして」


「あーい♪」


舜とは公園で別れた


チャリをこいでる最中、メールが来ていることに気付いた


携帯を開いてメールを確認


『梨佳、メールしてくれよ。なんでメールくれねえの?』


...やばっ!!


輝にメールしてない...


『ごめん!!友達と遊んでたから...』


『男?』


なんて言おうか迷った


輝だって...女と遊んでるじゃん


『ううん、違うよ^^ 女の子だよ♪』


初めて輝に嘘をついた。