今でも愛しい人



「着いた。ここなら大丈夫だろ」


着いた先はちょっと大きめの公園


あたしもよく知ってる公園だったけど...


「うわぁ...」


綺麗な桜が咲いていた


今は春休みだから桜が咲いてて当たり前


だけど...こんなに桜が咲いてるなんて知らなかった...


「梨佳、桜好き?」


「大好き!!」


にこやかな笑顔で舜に答える


「でも散ってるぜ?」


「うん。散ってても...それまで綺麗に咲いてたのは事実だから。みんな散るのは嫌いって言うけどあたしは好き」


「なんで?」


あたしは舜から視線を外して散って行く桜を見る


「桜が散ると青葉が咲くでしょ?そうして蕾が出来て...また春になると綺麗な桜を咲かす。結局は同じことだから。桜が散ると綺麗だしさ」


...って!!


なんで舜に語ってるの!?


「...クスッ」


「え?」


舜を見ると笑ってる


「なんで...笑ってるの?」


「いや...梨佳ってそうゆう性格だったんだなって」


「あ...ごめんね!!語っちゃって...」


「いや、それは別に気にしてねえけど。桜を見つめてた梨佳の瞳、綺麗だった」


「...へ?」


どうゆう意味?