今でも愛しい人



「...じゃあこうするから」


「うおっ...」


竜哉があたしを背負った


「やめてよ...!!」


「梨佳、言葉だけじゃ効果ねえって」


だって...抵抗する力ないし...


竜哉は遠慮なく輝の前に行く


「よいしょっと」


あたしを輝の横に座らせる


「梨佳...どうした?」


輝はすごく慌ててる


「見ての通り。コイツ、体調悪いから今日のデートはここまでってことで」


なっ!?


「何勝手に決めてんのよ...」


うっ...


気持ち悪い...


「とにかく、コイツはもらってくから」


「てめっ...」


あたしをまた横抱きする竜哉を睨む輝


「じゃあなに?お前がコイツ、看病してくれんの?コイツの何も知らないお前に?何が出来るって言うんだよ?」


輝は何も言えなくなった


「...梨佳はお前の何だよ。オモチャじゃねえぞ、コイツは。梨佳のこと本気で考えれねえなら別れろ」


竜哉は冷めた瞳で輝を見下げてる


「...行くぞ」


行くぞって言われてもアンタがあたしを離してくれなきゃね...