山根は一年の時に仲良くなって三年になった今では毎日のように僕の所に走ってやってくる。
まるでわんこだ。
実際喉が乾いている山根に毎日お茶をあげたり褒める時は頭を撫でたりお世話をする。
まぁ僕も山根の飼い主だなんて軽口を叩いて楽しんでいる
はたから見れば僕と山根はいつも一緒にいるラブラブなカップルといったところだろう。
回りのやつにももう付き合えよやら実際どうなの??と言われる。
文化祭も時間が被ったので一緒に回ったが山根は先輩に彼氏?と聞かれていた。
「お母さんですね、一種の」
と山根に答えられた先輩の顔は俺を不審がっているようにしか見えなかった。

