すきま風




「おはよう、山根」

「へへーおはよぅ!!!」

「うん。だからおはよう。」

「おはよーうけいくんっ」

「何回やったら満足する???」

「おはようからこんばんわになるまでかなぁ」

「長すぎだろ、せめてこんにちわにしろよ」

「あ、借りたCD持ってきたよ」

「おーどうだった???」

「まだ聞いてないやぁ。(笑)」

「(笑)って自分で言うなよ、いい曲だから聞けよ、ちゃんと」

「はーい。とりあえずありがとう。多分好みの曲でした。」

「感想は聞いてから言うもんだぞ。」

「細かい事は気にしないの。」


―これが僕の学校生活での毎日の始まり。