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ピンポーン
そんな軽快な音に目を覚ました私は、携帯の画面に映し出された時計で時刻を確認。
PM 19:16
と、表示されたそれを見て私は来客の姿を思い浮かべた。
ああ、きっと梓だ。ふらりベッドから抜け出すと私は覚束ない足取りで玄関まで向かう。
起きてもまた寝てを繰り返していた私の脳はぼーっとしていて、あまり使い物にならない。
それより、瞼が酷く重たいのは起きる度に泣いていたからだろうか。
梓にどうやって話をすればいいだろう、多分私が可笑しいって梓にも呆れられちゃうんだろうなあー…。
そんなことを思いながら私は玄関のドアを開け放った。
「仁奈。」
「……え、」
ドアの前にいたのは、予想外な人物。
どうして?そう声に乗せるよりも早く、私の脆過ぎる涙腺は崩壊した。
「い、ずみ…くん、」
「うん。」
涙が頬を伝い、それを止めようと俯くが。逆に溢れ出させてしまい失敗に終わる。


