そもそも、私はもう泉くんに嫌われてしまったと思う。だって、帰ってしまうほど泉くん怒っていた。呆れていた。


それを思い出しただけで、私のすべてが崩れ落ちる感覚に囚われる。




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それから、自分がどう植村さんと別れて。どうやって部屋まで帰って来たのか、覚えてないけど。

しっかり覚えていること。


私、胸張っで泉くんの彼女は私でずって言えなかった――…。



それは泉くんへの裏切り行為。好きって言った泉くんへの、裏切り。


「っ…、」

ひとり部屋で涙を流す私。こうなったのは私のせい。



泉くんが好きなのに、信じれない私。

謝っても許してもらえないかもしれない。私に泉くんは勿体ないくらい素敵な人。


好き、伝えれないから

私は結局ひとりで泣いている。



 ゙You are all of me.゙
貴方は私のすべてなんで     す。



涙しか出ないから、私は弱いんだ。