「てか、あの高飛車め!仁奈を侮辱するなんて許せないわ!!」
キーッと甲高い声で少々叫び気味に。そう怒鳴った梓はテーブルに拳を落とす。
バン!
それが嬉しくもあり怖くもあった。テーブル壊れないよね…?
はあーっと溜め息を吐き出した梓は、アイスティーへ向いていた視線を私へと持ち上げる。
「で?そのこと、相原は知ってんの?」
一瞬きょとんとしてしまう。
「相原は、仁奈がその高飛車に侮辱されたこと知ってんの?」
「知ら…ない、ね。」
そう呟くように言った私の頭を、梓こそ容赦なく叩く。平手だけど地味ーに痛い。
梓はまた盛大に溜め息を吐くと。ぎろり、目を見開き私の頬を片方は親指。もう片方は後全部の指で挟むように、…ムギュウって。
「言え。」
と、一言。声音を低いものに変えて言い放った。
「えっと…」
「言え。なんなら私から言おうか?本人にでもいいわよ。」
あの高飛車女胸糞悪いと呟き舌打ちする梓。ぞっとした。


