秘密な僕等【完】



ーーあの雨の日



傘を

忘れて

行った

日のこと

今でも

色鮮やかに

記憶に

残ってる



私が

委員会で

遅くなって

土砂降りの日

もう

寒く

なってきた

時期で

日も

短く

辺りは

暗闇だった



薄気味悪く

感じながら

歩いていると

路地裏から

手が

伸びてきて

見回すと

見るからに

飢えた

野郎共だった