秘密な僕等【完】



「愛してる」

あなたが

そう

あたしの

耳元で

囁いた

瞬間

ゾクッ

とした

感覚が

あたしを

襲う



それは

快感でも

あり

罪悪感でも

あった



あなたは

知らない

かも

しれない

あたしは

もう

知って

しまった

という事を



ずっと

前から

知ってた

あたしを

愛してくれる

あなたの

細く

長い

指に

冷たい

氷のように

冷たいモノが

付いているのを