飛び出した私は夕方家に戻り、彼が実家に居ないのを確認して帰宅した。

数日でいろんなことがおきていた。

もう一度彼のアパートに行ったら引越しの準備をしていた。


彼は県外に就職が決まった。


ずっと前から「結婚しよう」と言ってくれてた彼をずっと無視していた。

そもそも私が彼と付き合ったのも寂しさを紛らわすために付き合ってただけ。

料理も
掃除も
洗濯も

元彼女に負けたくなくて頑張っただけ。

そう、それだけなのよ。
それだけ。


「見送りには行かないからね」

そう強がりを言う私。

そんな私を押し倒しセックスする。

私は泣いていた。

「別れるんでしょ?さよなら言いにきたのよ。どうしてセックスするの?」

そう言いながら彼に挿入されている。

「別れるよ」

彼はそう言いながら私を解放し私から目をそらした。

まるで哀れな浮浪者を見るように。

汚れた私を彼は手放した。