妖×830


【ゆりか視点】

ゆ「んっ」

目がぼやける。さっきの妖怪はどうなったのだろう??
白鷲 しょう っていう少年はどうなったのだろう??
だんだん見えるようになってきた…。

黒い髪に中性的な顔の持ち主。
あの少年だ・・・。目は黒い。
あの時赤色に見えたのは盛華刀のせいだろう・・・・。
あの刀は・・・いやあの刀たちは・・・
そうゆうことがたたおきる。
盛華刀だけ使ったから、片方だけ赤っかったのだろう・・・

それにしても自分の式神と融合させるとは、
なかなか考えたものだな・・・人間のくせに・・・

そう私は人間ではない。だけど、守らなきゃいけないんだ。
830年前の8月30日。奴と交わした最後の約束を・・・・

しょ「ゆりか?目が覚めた??」

しょうが話しかけてきた。
最初は緊張してもろくそ敬語だったのに今じゃタメ語の呼び捨て・・・
何なんだろうこの少年は?

そういえば妖!妖!

ゆ「あれ?あれは???」

しょ「あれ?」

ゆ「妖!!」

しょ「倒したよ・・?」

ゆ「え??」

ホントに何なんだ??この少年は??