「ふむ、それで気が付いたら」
「家の布団で眠ってたわけだね~」
昨夜はいろいろあって自己紹介が遅れた…。
僕の名前は白鷺 しゅう (しらさぎ しゅう)
悠美画濱(ゆみがはま)高校の2年生だ。
最初に話しかけてきた奴は双子の
白滝(しらたき)みつと白滝はち。
みつは女の子で外見は栗色の髪を横結びしている。
はちは男の子でふつーに栗色の髪で女の子と言ってもいいぐらいの可愛さを持っている。
この双子に昨夜のことを話したら…興味津々に聞いてくれた。
み「しゅうちゃんはいい体験をしたね~♪」
と、のんきに言うみつに対し、
は「いや、みっちゃんもし一歩間違えれば死んでいたかもしれないんだよ~」
と、意見を述べるはち。
しゅ「どちらにせよ助かってよかったよ」
僕は苦笑とともにその言葉を言った。
「でもよ、その女ってこの町では見たことないぜ??」
こいつは大山(おおやま)誠也
身長が高くて、きれいな黒髪をしている。
ぼくの親友。
しゅ「でもいたんだよ?あの子がいなければ僕は助からなかったんだ」
み・は「外からはいったんじゃない~」
誠「それはないだろ…ここは妖怪を外に出さないため、外部から人が入れないんだぜ?」
しゅ「じゃぁ、なんだったんだろう?」
僕らが頭をひねらせていると教室の扉が開いた。
先「ホームルーム始めるわよ~」
誠也が話しかけてきた。
誠「こ~いうのでライトノベルとかだったら、転入生が、お前を助けたヤツとかあるのにな」
僕は軽くながいておいた。
ただでさえ、普通じゃないこの町に、そんなことが起きたら、
尋常じゃなく普通じゃなくなる。
そう、この町は妖が住む町…。
一歩間違えれば死んでしまう町なんだ…。

