妖×830


僕はあれから、ゆりかと離れた。



今日は水曜日なので学校はあるはずなのだが台風が近づいて、大雨で臨時休校で休み。
僕は朝ごはんのパンを買いに傘をさして、松濱ベーガリーにパンを買いに行った。

パンを買った後もすごい雨で近くてよかった~と思いながら道を歩いていると、
女の子が立っていた。傘も差さず、
かっこは大きなカエルの帽子(カエルの口には糸で縫われている)
とカエルを思わせるような緑色のワンピースに、
水玉模様でせんたんにカエルのついた長靴、
髪型は二つ結び、髪の色は銀髪
瞳は前髪で隠れており見れないが、さっき偶然見れたのは、
青色の瞳だった。

その女の子は何をするわけでもなくただじっと前を見ていた。
不思議に思いその場を通り抜けた。

?「アポロビナス・・・」

女の子はそういって走って行った。
何だったのだろう??



次の日、今日も台風で休校、
朝ごはんのパンを買いにまた松濱ベーガリーにいっていた。
行くときまた、あの女の子がいるかな~
と思い、行ってみたけどいなかった。

しょ「やっぱいるわけないだろうな」

と僕は軽く言って道を歩いていると女の子がまたいた。
やはり傘をさしていない。
僕は勇気を振り絞って話しかけてみた。

しょ「君・・・」

?「君じゃない。僕は摩鴨 りょう(まがも)」

しょ「え??」

摩「僕の名前・・・(ぼそっ」

しょ「あぁ・・・摩鴨君はなぜこんなところにいるの??」

摩「僕は女の子だ・・・(ぼそっ」

僕っていていたから男の子だと思ったけど、
こんな可愛い男の子がいるはずない・・・・


全言撤回。はちという名のやつがいた・・・・ははは

不思議な女の子はぼくをじっと見つめている?
たぶん、前髪でめが見れないからね。
仕方がないか・・・ははは


摩「アポロビナス・・・・」

彼女は昨日と同じ言葉をつぶやいたのだ。
それは重く、悲しく、切ない声だった。