そんなこんなでプールに到着。
「おい美葉、いるかぁ?」
声をかけると。
「ふえぇえぇん、龍太郎ぅうぅ」
迷子センターでお母さんを待っていた迷子のように、美葉は龍太郎に泣き付く。
「もうこのまま野垂れ死ぬかと思ったよう」
「あーよしよし…」
パン買いに行って野垂れ死ぬ奴なんているのなら、是非ともお目にかかりたい。
「俺ぁお陰で桐木に目ぇつけられて散々だったぜ、この冬休みも補習になったらどうしてくれんだ美葉」
「そりゃあ知らないよ、龍太郎のスペシャルバカは私の責任じゃないもん」
迎えに来てくれた恩人に、シレッとそんな事を抜かす美葉。
「んだとこの野郎!」
軽く小突いてやるつもりで手を出した龍太郎は。
「うわっ!」
条件反射で龍太郎の拳を受け止めた美葉の投げ技の餌食に。
ドボォンッ!と。
プールに転落する水音が響いた。
「おい美葉、いるかぁ?」
声をかけると。
「ふえぇえぇん、龍太郎ぅうぅ」
迷子センターでお母さんを待っていた迷子のように、美葉は龍太郎に泣き付く。
「もうこのまま野垂れ死ぬかと思ったよう」
「あーよしよし…」
パン買いに行って野垂れ死ぬ奴なんているのなら、是非ともお目にかかりたい。
「俺ぁお陰で桐木に目ぇつけられて散々だったぜ、この冬休みも補習になったらどうしてくれんだ美葉」
「そりゃあ知らないよ、龍太郎のスペシャルバカは私の責任じゃないもん」
迎えに来てくれた恩人に、シレッとそんな事を抜かす美葉。
「んだとこの野郎!」
軽く小突いてやるつもりで手を出した龍太郎は。
「うわっ!」
条件反射で龍太郎の拳を受け止めた美葉の投げ技の餌食に。
ドボォンッ!と。
プールに転落する水音が響いた。


