たまたま目を覚ましたレーヴは。

「あ…龍太郎君おはよう…今何時?もう放課後?」

寝惚けているのかそんな事を言う。

「いや、めちゃめちゃ早朝だ…レーヴは今日も寝不足か?」

「というか寝不足じゃない日ってないんだけどぉ…」

自慢の金髪のふわふわした髪を頬に寄せながら、レーヴはウットリと目を細める。

完全に夢見心地な表情だ。

「おら、シャキッとしろよレーヴ、ホームルーム始まるぜ?」

自分も居眠りしようとしていたのは棚に上げ、レーヴを揺さぶる龍太郎。

「おら、起きろって」

「んー…」

「レーヴ」

「んんんん…」

「レーヴ、おい」

「んんんんんんんん」

「起きろって…」

「ぅぅうぅぅううるっさいわねっ!触るんじゃないわよッ!」

「す、すみません…」