天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ

(風紀委員長と、一緒の布団で寝たり海水浴だぁ…?)

龍太郎、もう心が折れそう。

あのいかがわしい男とそんな行為に及んだなら、既に雛菊はお嫁に行けない体になっている事確定。

(くそっ…俺は…雛菊を守ってやれなかった…)

彼の瞳からこぼれる一筋の涙…。

「よし…」

龍太郎は意を決したように、屋上へと上がっていく。

「決めた、死のう」

ヲイ。