10:03
「ヒデ、どうする?
もうじき川之江JCTだよ。どっちに行く?」
アキオが久々に口を開いた。
こっちを向いた目は徹夜明けのように疲れ切っていた。
「そうだな、正攻法で最短距離を行くか、裏をかいて遠いほうで行くか…
あと、アキオ、運転代わるから、しばらく後ろで休んでたらいいよ」
渋滞の中、JCT直前で車を側道に止めアキオと運転を代わった。
おれは運転を代わるのと同時に他の車がどこに向かうのかを注意深く観察した。
ここがポイント、ここを外すか当てるかで運命が変わる。
普段、遊び人の大学生だが妙に頭が働く気がした。
「鳴門で行こう」
渋滞の列に戻るとおれはなんの迷いもなくみんなに行き先を伝えた。
「…鳴門って一番遠いんじゃ…」
みんなからそんな声も上がったが、
「だいじょぶ、鳴門でだいじょぶだから」
というおれのなぜだか説得力のある言葉で一番距離のある鳴門に向かうことになった。
「ヒデ、どうする?
もうじき川之江JCTだよ。どっちに行く?」
アキオが久々に口を開いた。
こっちを向いた目は徹夜明けのように疲れ切っていた。
「そうだな、正攻法で最短距離を行くか、裏をかいて遠いほうで行くか…
あと、アキオ、運転代わるから、しばらく後ろで休んでたらいいよ」
渋滞の中、JCT直前で車を側道に止めアキオと運転を代わった。
おれは運転を代わるのと同時に他の車がどこに向かうのかを注意深く観察した。
ここがポイント、ここを外すか当てるかで運命が変わる。
普段、遊び人の大学生だが妙に頭が働く気がした。
「鳴門で行こう」
渋滞の列に戻るとおれはなんの迷いもなくみんなに行き先を伝えた。
「…鳴門って一番遠いんじゃ…」
みんなからそんな声も上がったが、
「だいじょぶ、鳴門でだいじょぶだから」
というおれのなぜだか説得力のある言葉で一番距離のある鳴門に向かうことになった。
