「道だいぶ混んでるよ。
“毒ガス予告”から30分くらいしか経ってないのにやっぱりみんな混乱してるよ」
「くそ!歩道通れよ!避けてくのめんどくせぇな!」
「ってか、信号意味ないね。
人も車もチャリもみんな信号無視だよ。
車線も関係ない感じだね」
「しょうがないでしょ。みんな自分が逃げるのに必死なんだよ」
「まあ、おれらもそのうちの一人だからね…」
車の外を見ると、30分前の比ではない。
なかなか車もスピードが出せない。
人混みを掻き分けてやっとのことで交差点を曲がる。
ふと、急いで駅に向かっている人の中に知った顔が見えた。
同じサークルのタカハシだ。
普段から妙なテンションで無駄に絡んでくる奴で、正直嫌いな奴だ。
おれは一瞬目が合ったが、気付かない振りをした。
しかし、向こうは気付いていた。
人の間をぬって、おれらの車によってきた。
“毒ガス予告”から30分くらいしか経ってないのにやっぱりみんな混乱してるよ」
「くそ!歩道通れよ!避けてくのめんどくせぇな!」
「ってか、信号意味ないね。
人も車もチャリもみんな信号無視だよ。
車線も関係ない感じだね」
「しょうがないでしょ。みんな自分が逃げるのに必死なんだよ」
「まあ、おれらもそのうちの一人だからね…」
車の外を見ると、30分前の比ではない。
なかなか車もスピードが出せない。
人混みを掻き分けてやっとのことで交差点を曲がる。
ふと、急いで駅に向かっている人の中に知った顔が見えた。
同じサークルのタカハシだ。
普段から妙なテンションで無駄に絡んでくる奴で、正直嫌いな奴だ。
おれは一瞬目が合ったが、気付かない振りをした。
しかし、向こうは気付いていた。
人の間をぬって、おれらの車によってきた。
