日本国民参加型ゲーム

おれはまず1番仲のいいアキオに電話をした。

アキオはまだ寝ていたが、今の状況を説明すると電話口でもアキオの酔いがさめていくのがわかった。


「ヒデ、これからどうするよ?」

「どうするって言われても、3日前のこともあるから逃げないとやばいだろ!
逃げてる人の話だと、四国から出ればだいじょぶって話だから。
アキオ、おまえ車出してくれ!」

「車か…わかった。すぐ準備してヒデんとこに迎え行くよ!」

「あと、アキオの車5人乗りだよな?
ハセガワとイワキ、マツナミに連絡しとくから3人も頼む!」

「了解、みんな近くだから15分でみんな拾ってくよ!」



20分後、予定より5分遅れてアキオの車がアパートの前に止まった。


ハセガワ、イワキ、マツナミももう車に乗っている。

アキオはある程度荷物を準備していたようだが、他の3人は着の身着のまま出てきたようだ。


おれも荷物という荷物はないが、携帯、充電器、現金、免許、簡単な筆記用具は持った。
あとは小さい頃から肌身離さず持ち歩いているお守りくらいだ。

「ヒデ、急げ!もう道かなり混んでるぞ!」

おれが車に乗ると車はすぐに発進した。