あの場所だけは何も変わっていない。


あのときのまま。


あれから、忙しくなったから毎日は行けなかったけど、ほとんど毎日来ている。



「あれ?」


誰かいるみたい。



もしかして、今日来るって言う若い天才医師かな?


「あなたも、この場所好きになりましたか?」



「うん、思い出がたくさんあるから。」

「・・!」


この声、この喋り方・・!



「忘れるわけないよね?僕との思い出。」


そこには、あの笑顔があった。


空は優しく見守っていた。



☆fin☆