「何ゴチャゴチャぬかしてんねん。」 「何の用や?」 ジリジリと、ヤンキー共が距離を詰めてくる 日向さんはゆっくりとヘルメットを外した 後ろ姿でも分かる この人…殺る気だ… 「100m離れろチビ。俺のバイクに傷つけたらお前も地獄に送ってやる。」 「…ハイ。」 あれ…?私、声が震えてる? そりゃあまぁ…こんな悪魔が目の前で降臨してたらねぇ… 「一気に突き抜けるか。」 ボキッと日向さんが拳を鳴らした …ドンマイ、ヤンキー共 私には、この悪魔を止められない