日向は驚きのあまり目を開けた 聞こえてきた声は、祐菜のものじゃない 「蓮…?」 何故か目の前には 汗だくで息を切らした…蓮の姿 「何でお前がここに…。」 「落ち着いて聞いてくれ、日向。祐菜が…祐菜が、強盗に刺されて …死んだ。」 え? 一瞬思考が停止した 「さっき、祐菜の携帯で親御さんから連絡があったんだ。 …間違いない。」 そう言った蓮の顔は今にも泣きそうで 日向は、呆然としながら何も言わなかった