私の言葉に、雪乃は真剣な顔になる。 「…それは、桜蘭学園の事と関係あるんだよね?」 そう 春…私が男子と偽って入学した桜蘭学園 私が女だと知った後も、私の為に卒業式を開いてくれた大切な場所 「やっぱり、私が皆を騙してた事は変わらない。 だから暫くは…日本に行かないって決めたんだ。」 皆に会わないように 会ったら…きっと私は皆に甘えてしまうからーーー 「祐希の言う事はよく分かるよ。」