ーーーーー ーー 「うわぁぁ!」 バキィと鈍い音が鳴る その音と同時に、最後の一人が倒れていった 「ったく…一人相手に何人つれてきてんだよ。」 何だかんだ勝ったくせに、そんな文句を言いながら 少年は口から出ている血を拭った 「日向。」 少年が鞄を手に取った瞬間、耳に届く声 「蓮…居たなら手伝えよな。」 そんな言葉に、彼は「無理無理。」と爽やかに答えた ハァ、と少年は溜め息を吐いて 学校への道を歩き出した