七転び…八起き?



何故か私の視界から



愛しの生八つ橋様が消えていた


「えっ…?」


何が起こったか理解するより先に


私の足元に無惨な姿を晒している…八つ橋



「な、なな…!!」



お、落ちたぁ!?


「くっそ!誰だ押したの!?」



私は知っている



いや、微かに痛む肩が教えてくれている



私は…誰かに押されたのだと!!


狙った獲物は逃がさない


私の目には…急いで駆ける人の姿が入った



「待てよっっ!!」