んだよこの野郎空気読めや! という言葉は、すぐにどこかへ消え去った 声をかけられて振り向いた先には まさに自分悪い奴です感満載のガン悪い男達だった 「…!?」 何だアレ!? 派手なTシャツ着てる! 刺青にピアスにめっちゃしてる!! アレだ…もはやヤクザ以外何者でもないだろ!? 「…何か?」 すぐに、蓮さんと日向さんが私たちの前に立つ さすが年上の男だ、と内心納得してしまった自分がいた 「ここら辺で、『嵐蝶』の奴等見んかったか?」