カッチーン
あれ?何かが聞こえちゃったぞ?
何かキレる音…聞こえちゃったもんねー!
「ふーん。とかいって…。日向さん、本当は負けんのが怖いだけなんじゃないんすか?」
私の挑発に、少しムッと表示ようを浮かべた日向さん
何だ…子供っぽいとこもあるんじゃん
「ふざけんな。お前みたいな御子様に負ける訳ねぇっつーの。」
「じゃあ、試してみます?」
これが止め
チャリ、と私は百円玉を手に取る
それを日向さんに見せてニッと笑う
「上等だ。」と日向さんもクールに微笑んだ
その表情が、誰かに似てる気がしたんだけど
私は無視して百円をゲームに突っ込んだ

