「はぁぁぁぁぁぁ!?」




機内に私ーー橘祐希の叫び声が響いた。




いや、初っぱなから何だよとか思った奴!



これには深い理由がある





私は自分のベッドで気持ち良く寝ていた筈




なのに…目が醒めて最初に見た光景が空って何?




いや寧ろ、雲の上を飛んでるって何?




そりゃ叫ぶしかないっしょ!



「何よ祐希…いきなり叫ぶなんて。」