「加恋!」 人混みの京都の町並み 拓人は加恋に駆け寄った 「悪い遅れた!」 「ええよ別に。いつものことやん。」 加恋の言葉に、拓人は苦笑いを浮かべた 「にしても、兄ちゃん目ぇ覚まして良かったな。」 「うん。山本組が捕まったって言ったら、凄く喜んでた。」 笑顔で言う加恋に、拓人は少し安心した 「それにしても、あの人達…何者やったんやろ?」 「いきなり現れていきなり消えよったからなぁ…。」