咄嗟に私と拓人さんはその場に伏せる 死ぬ!! 流れ弾当たって死ぬ!!! そんなことを思っているなんて知らないであろう、日向さんは弧の字を描きながら山本との距離を詰めていく それで何とか銃弾を避けていた 日向さんのバカ!! 一体何考えてんだよ!!! ーー隙を逃すなーー 「…クソ!」 何が何だか知らないけど でも…信じて突き進むしかねぇだろ!! 私は一気に走り出した