イェイ★と完璧に決めた私に
拓人さんはポカンと目を丸くした
「は…はぁぁ!?お前ら何考えてんねん!相手ヤクザやぞ!?乗り込むだけじゃなく…正面から行くやと!?」
「裏口から入るとか、そんなの俺の性に合わねぇんだよな。」
「お前の性とかどうでもええわ!オイ、日向も何か言えや!」
「確かに裏から入れば色々面倒だしな。ここは強行突破だろ。」
珍しく日向さんと私の意見が一致した
たぶん、奇跡の瞬間だ
「…お前ら、頭おかしいんちゃうか?」
ハァ、と拓人さんは呆れながら溜め息を吐く
「安心しろよ。だから加恋さんを離れさしたんだろうが。」
「当たり前や。強行突破に加恋を巻き込んでたまるか。」

