「帆ー志!」 ハッと我に帰った時には アイスをくわえながら首を傾げている瀬那の姿が視界に入った 「考え事?」 「いや…。」 考え事って程でもない 「?」と瀬那は更に首を傾げた 「何か…嫌な予感がしてさ…。」 修学旅行三日目 明日学校に帰るので、実質今日が自由時間の最終日 なのに何故か…俺は朝から嫌な胸騒ぎを覚えていた 「大丈夫かよ帆志。せっかく清水寺見に行くのにさ。」