「仇…?」 予想以上の言葉に、私は一瞬言葉が詰まった 「…私の兄ちゃんは、警察なんや。それで、最近は名を上げてる山本組を探ってた。」 山本組… それが、この前のヤクザか… 「それで、奴らの重要機密が入ったUSBメモリーが手に入って…。これで、奴らを止める事が出来るって…。」 そして、彼女の表情は曇っていった 「…いきなり、兄ちゃん事故に合った。」