七転び…八起き?



グッ、と口を詰まらせた『舞姫』


「ハッ…何を根拠にんなこと言ってんや?」


「根拠っていうか…。」


だって『舞姫』、私ですから



なんて言えないしなぁ…



うーん、と私は頭を抱えた


いや実際、こんな綺麗な子が『舞姫』だったらって私も思うよ?


まさに姫!って感じじゃん!


むしろ何か…こんな奴が『舞姫』だったなんて申し訳ない



しかも今の私男じゃん



尚更名乗れねぇ…



「コホン…と、とりあえず!わた…俺は本物の『舞姫』に会ったことがある。だから分かるんだよ。

それに、あんたのその筋肉のつき方みたら、喧嘩出来る奴かそうじゃないか見分けることなんて簡単だ。」