グッ、と口を詰まらせた『舞姫』
「ハッ…何を根拠にんなこと言ってんや?」
「根拠っていうか…。」
だって『舞姫』、私ですから
なんて言えないしなぁ…
うーん、と私は頭を抱えた
いや実際、こんな綺麗な子が『舞姫』だったらって私も思うよ?
まさに姫!って感じじゃん!
むしろ何か…こんな奴が『舞姫』だったなんて申し訳ない
しかも今の私男じゃん
尚更名乗れねぇ…
「コホン…と、とりあえず!わた…俺は本物の『舞姫』に会ったことがある。だから分かるんだよ。
それに、あんたのその筋肉のつき方みたら、喧嘩出来る奴かそうじゃないか見分けることなんて簡単だ。」

