七転び…八起き?




「「!?」」


扉を開けた瞬間、私達を出迎えたのは一本の鉄パイプ


空中で綺麗に舞っているそれを、私達は避けた



カラン、と金属音が耳に届く




「さすがに…腕のある奴ってことは間違いないみたいやな…。」


その声の方に視線を向けると



声の発信源であろう、一人の青年


そして…椅子に腰かけている、一人の少女



「…あんたらが、『嵐蝶』と『舞姫』…?」