七転び…八起き?


「っと!」突然の攻撃を私は何とか避ける

そして、そのまま回し蹴りをくらわした



「図に乗んな!」



背後から聞こえた声


チッ…回避が間に合わない!


受け身をとった瞬間、「ゴフッ!」と嫌な声が聞こえた



「…えっ?」


恐る恐る目を開けると、ソイツは何故か日向さんの足元に転がっていた



「ひ、ヒナタさん…?」


え?この人、さっきまでアッチで戦ってたよね?


え?あの人数もう倒したんすか?


「あ?よく見ればコイツ幹部じゃねぇか。」


「ちゃんと確認してから倒してあげてぇぇぇ!!幹部なんて重要なポジショニングの人なんだから!!」


訳が分からない!


この無駄に喧嘩強いくせに周りを気にしないところ、ほんと誰かにソックリ!!


誰か思い出せないけども!!


「ってそんなことより!この人が幹部なら、あとは総長だけってこと…?」