なっちゃんの前まできて、立ち止った。

いつもは見上げる私だけど、ベッドに腰掛けているなっちゃんを見下ろせる。
何とも言えないこの感じ。


見下してるみたいでいいかも。


その前に、ドキドキするんだけど……。

そ、そんなに見つめられたら、倒れちゃうよー////

そんな私の事情も知らず、なっちゃんは足を大きく開いて、指示した。



「ココ座って。」



言われるがまま座ってみた。
もちろん、背を向けて。

すると。


なっちゃんの腕が伸びてきて、私の身体を引き寄せた。



「モモ……。」



ひゃあぁぁぁぁぁっ!///

みっ、密着してるぅ~!///


「モモの匂い好き。香水つけてんの?」



「つけてないよ。こ、香水とか苦手だし。」



ちょっと噛んじゃった。

ドキドキが伝わっていませんように!



「シャンプーか?いい匂い。」