シーンとした場所。
雲一つない晴天。
絶好にだれかを傷つけるのに苦はない日だ。
俺たちは裏庭にきていた。
「話って、何?まさか・・・もう、別れよう、とか?」
「・・・あぁ。そのまさかだ。」
「!?」
悪いことだとわかっている。
でも。あいつ以外は欲しくない。
「キスしといてなんだけど・・・やっぱり俺にはモモしかいなくて。モモじゃないとダメなんだ・・・だから」
「あぁ!もう!」
黙って俺の話を聞いていた橘が、急に大声で言った。
「もともとあんたなんて興味なかったわよ!この私が付き合ってあげたことを感謝するがいいわ!」