「翔くん?」



「……モモは、気にしなくていいから…。」



「え……?」



なに……それ…


あたしって、信用ないの?

大事な話なんじゃないの?


なんで、なんで?



「なんで…?」



「え?」



「なんで…隠そうとするの?」



「だから…お前が気にすることじゃ「気になるじゃん!!!」



「…」



「知りたいの……。だって、こんなに優しいなんて、なんかあったとしか思えないじゃん…。」



「………今日の夜、那月にばれないように俺の部屋に来い。」



それは……話してくれるってこと?


それを聞いた瞬間、あたしに笑顔が戻った。



「わかった!ばれないように頑張る!」



ばれないように…できるよね?