「まだ那月が好きみたいだし、俺なんか眼中にないと思ってたからさ。」
「そんなことないよ!」
「そんなことないんだ?よかった♪」
「っ!///」
乗せられる。
あたしのまわりって、Sが多い。
あたしがMっ気があるだけなのかな?
「んじゃ、戻るから。勉強頑張れよ。」
そう言って、優しくあたしの頭を撫でてくれた。
前の翔くんならこんなことしなかったのに。
むしろ叩かれてた。
なにがあったの?
そんな優しくされると、好きになりそうだよ……
「し、翔くん!!」
「ん?」
自分の学校に帰ろうと来た道を戻ろうとしていた翔くんを引きとめた。
「あ、えと……。」
はずかしい。
言えない。
どうしよう。
ただ、『一緒に帰ろうね?』って言うだけなのに……。
