随分走ったと思う。 それでもまだ、あいつらに追いつけない。 早くしねーと、やべーな。 なんか曇ってきたし。 またなにも考えず、走っていたら、話声が聞こえた。 すぐそこの曲がり角からだ。 「ねぇ、モモ。」 「ん?」 俺は様子を見ることにした。 「俺さ、昔から、その……モモのことが、好きだ。」 「翔くん?」 「モモは?どうなの?」 「あたし、は…」