「別に。会わなくたって、生きてけるだろ?」


「まぁ。そうだけど!昔は仲良かったじゃん!ね?」


「来ることに変わりはない。」


「確かに。」



そんなにヤなのかな~。

昔は、あたしが取り残されてるような感じで、二人とも仲良かったのに。

だから翔くんは週一でうちに遊びに来てたんだから。



「あ。もうそろそろ来るよ!」


「あぁ~!神様仏様!来ませんようにー!」



うそっぽ。

だって、いつもは「所詮は目に見えないんだろ?オレは、目に見えるものしか信じない。」とか言って、神様を信じてないんだから!

そんなとき。



―――ピンポーン



インターホンが鳴った。


「来たぁ!」


あたしはテンションMAXで、玄関に向かった。