「水城桃っている?」
あ、あたし!?
っていうか、タメ口はやめよーぜ。
「おぉ!王子様のお呼びだしだぞ!」
「悪魔だよ!」
案の定、学校1イケメンで有名ななっちゃん。
めちゃくちゃあたしが注目されてます。
恥ずかしい!
消えちゃいたい!
「モモ?いるよ!でも、どうしたの?」
ぶりっこして、なっちゃんに話しかけてる。
同じクラスの御影優香(ミカゲ ユウカ)さん。
さっすがなっちゃん!
クラス委員でも虜にしちゃうんだね。
またもや麻耶乃に負けないくらいの美人。
また、ライバルが増えた。
「ねぇねぇ!モモよりもさ、わたしとお話しよ?」
「お前に話すことは、なんもねーよ。」
声のトーンが、いつもより低くなった。
うわっ!ちょーいやそう。
目が死んでるよ。
相変わらず冷たいよねー。
そんなことを思いながら、なっちゃんを見ていたら、目が合ってしまった。
「モモ………。」
ふぅー。仕方ない。
行こう。
「なっちゃんどしたの?」
「あんさ、今日の夜なんだけど……ムグッ!」
あたしは慌てて、なっちゃんの口を抑えつけた。
