「あーつまんね。寝る」


「あっ…ちょっと待って!」


「あ?」



あたしは部屋に行こうとしたなっちゃんの腕を掴んだ。


驚いた顔をしてあたしを見るなっちゃん。



「あの…さ…」


「なんだよ?」



あたしは勇気を振り絞り、ばっ!と顔をあげて言った。



「返事!……聞かせて…ください…」



顔から火がでそうなほど恥ずかしい。


きっと今のあたしの顔は真っ赤。


なっちゃんはあたしを見て瞳を見開いている。



「………聞かせて?」



もう一度問いただしてみた。