「なんだてめぇ?」
「俺?俺はただの一般人ですがなにか?」
あ…
やっちまったよこの人。
どうやら、男達の逆鱗に触れたらしく、あたしに肩を組んでいたやつはなっちゃんに向かって行った。
慌ててなっちゃんをみると、口パクで何か言葉を紡いでいる。
"逃げろ"
たしかになっちゃんの口はそう言った。
なっちゃんがこの人たちの気を引いてる間に逃げろってことだよね?
でも、なっちゃんは?
目で訴えると、
「早く行けよモモタロー!」
「は、はい!」
あたしは家に向かって猛ダッシュした。
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