澄み渡る空は綺麗だった。



「あのさ」

そこに居たのは、どうみても小学生の運ばれてきた患者ではない。



「...君、この運ばれてきた子じゃないよね??」

「ちげーよ(笑)どうみても高校生。」


確かに、身長も佐々木に近づくくらいで、髪もワックスで軽く立てている。

でも、パジャマのような物を来て腕に患者のコードを巻いていたから此処に入院している男の子だろうと判断した。