澄み渡る空は綺麗だった。



「ツカサくんは多発性骨髄腫を患っている。

若い子には珍しいんだけど、簡単に言えば腫瘍があるんだ。」


青山はカルテを開いて説明し始めた。


「このレントゲンは数ヶ月前のなんだけど、ここに影があるの分かるか??」

「...はい」