澄み渡る空は綺麗だった。



「あっ!!!」

佐々木は驚いた。
さっき1000円を貸した男の子だった。


「やっべー、さっきはどうも....」


「健人くん!!いないと思ったら、どこいってたの??」


この病室の人だろう。

ワックスで髪をくしゃくしゃになっている。

さすがに病人には思えない。